過払い金
過払い金返還請求
過払いとは、業者からの請求通りに違法な利息の支払を長期間続けてきた方が、利息制限法に基いて引き直し計算を行うと、元本及びこれに対する法定利率の範囲内の利息は、既に完済していることがあります。
それにも関わらず違法な金利を前提とした支払を続けた場合、その超過返済分は業者から取り戻すことが出来ます。
この超過分の返済金を「過払い金」といい、過払い金を業者から取り戻す手続を、「過払い金返還請求」と言います。
過払い金とは、簡単に言ってしまうと債務者が貸金業者に返し過ぎたお金の
ことをいいます。
つまり、これは本来、法律どおりに再計算してみると、支払う義務のないお金に
あたるのです。
【最新情報】
2010年9月末に、消費者金融の武富士が裁判所に会社更生手続の申請を行いました。これによって、武富士に対して過払い金がある場合、一定期間の間に届出を行わなければ、権利を失ってしまうことになります。
武富士に限定せずに、消費者金融などに5年以上の取引がある場合、または年利20%以上で長年の支払いを続けていた等である場合は、当事務所にお早めにご相談ください。
過払い金が発生する取引期間
過払い金が発生しているかどうかは貸金業者から取引履歴を取り寄せて利息制限法で引直計算をしてみる必要があります。
過払い金が発生するかどうかはケースバイケースで一概に何年以上取引があれば必ず過払い金が発生するとはいえませんが、一般的には5年以上の取引があれば、過払い金が発生している可能性があり、7年以上であれば過払い金が発生している可能性が相当高いと言えます。
ただし、直前に多額の借増しをしていたり、小口の借入れを頻繁にしている場合は取引期間が10年以上であっても過払い金が発生しない場合もあります。
まずは、お気軽にご相談ください。
過払い金返還請求の方法
過払い金返還請求を債務者自身で行うことも可能ですが、現実的には司法書士や弁護士に依頼しないで、自分自身で過払い金を回収しようと思っても、貸金業者が取引履歴の開示をしてくれなかったり、仮に取引履歴を開示してくれたとしても、素人であることをいい事に、素直に過払い金を返還してくれなかったり、低い額で済ませようとされることが多くあります。
そうなると、債務者は、民事訴訟を提起する以外なくなってしまいますが、訴訟を遂行するには専門的な知識が必要となりますのでかなりの困難を伴うことになります。こうした事情を考慮しますと、やはり司法書士や弁護士に依頼をするのが無難といえるでしょう。
当事務所でも、あなたのために過払い金返還請求にしっかり取り組みます。
まずは、お気軽にお問合せ下さい。 →無料相談はこちらをご覧ください
過払い金返還請求の流れ
1.司法書士が受任した旨を、債権者に通知する
通知が届けば、請求が止まります。
2.取引履歴の開示請求
司法書士がこれまでの取引経過を取寄せます。
3.取引履歴をもとに引き直し計算
まず利息制限法に基づき、正しい借金の額を計算し直します(引き直し計算)。
4.過払い金返還請求
過払い金があれば、優先的に過払い金返還請求の手続きを行います。
引直計算により、過払い金が発生していれば、債権者に請求して交渉します。
5.過払い金に関する交渉
交渉が成立すれば、過払い金の返還を受けます。交渉がまとまらない場合は、
過払い金返還請求訴訟を起こします。
→交渉が成立すれば、ここで終了となります。
→残債が残っている場合、残った債務の金額に応じて債務整理の方針を
決める流れとなります。
6.過払い金の返還
和解がまとまれば、期日を定めて過払い金の返還を受けます。
※和解がまとまらなければ、判決を待ちます。
大分県大分市で
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